脳梗塞リハビリステーション PROGRESS｜尼崎市にあるリハビリ、介護、デイサービス、鍼灸、サービス付き高齢者住宅なら『MSコーポレーション』

脳梗塞とは、脳の血管がつまったり破れたりすることが原因で、脳に血液が行き渡らなくなり、神経細胞に障害が起きる病気です。 以前は脳出血が多く見られましたが、近年では脳梗塞のほうが増加しています。現在脳卒中の大半を占めるのが脳梗塞です。脳梗塞は血管がつまる病気で、発症のメカニズムには次の3パターンが挙げられます。まず1つめは血栓性です。脳の動脈の中にコレステロールなどがたまると、粥状物質の塊ができます。それが破れると血小板が集まってきて血栓ができ、動脈を塞いでしまいます。
2つめは塞栓性です。心臓や頸動脈などにできた血栓の一部がはがれ、それが血液により脳まで運ばれて動脈を塞ぎます。
3つめは血行力学性です。脳にある太い動脈がアテローム（粉瘤）などで狭くなっている状態のときに、急激な血圧低下や脱水状態が起きると、血流が悪化し脳に酸素が運ばれなくなります。 以上が脳梗塞を発症する主な原因と言われています。

脳梗塞の代表的な症状としては、運動麻痺、感覚麻痺、構音障害などが挙げられます。血管がつまった場所や障害物の大きさにもよりますが、特に運動麻痺は顕著な症状であり、右半身または左半身の手足に力が入らなくなり、麻痺している側の顔面も同じように麻痺するケースがあります。
脳梗塞の特徴は症状が徐々に悪化するのではなく、突然発症する点です。
夜中のトイレや入浴中、朝目覚めた時、疲れがでやすい夕方の時間帯など、発症のタイミングは人により様々です。急激な外気の温度差や血圧の変動、脱水状態などが脳梗塞を引き起こしやすい要因と言われており、入浴時や睡眠時などは思った以上に汗をかきます。自覚症状がなくても脱水症状に陥っている場合がありますので、ご高齢の方は特に注意が必要です。

相談、検査について

脳梗塞は突然発症し、死に直結する怖い病気というイメージを持たれている方も多いでしょう。しかし、見逃してしまいがちなほど些細なことではありますが、脳梗塞の前兆と思われる症状はいくつかあります。 例えば、「手足に力が入らない」「片足を引きずる」「つまずきやすい」「スムーズに言葉が出ない」などです。
脳梗塞の中で最も多い症状は、身体の左右どちらかが動かなくなる運動麻痺です。言語障害がその次に多く、約半数の患者様にこの症状がみられます。 これらの症状が1つだけ現れるのか、または複数現れるのかには個人差があります。
脳梗塞は発症してから治療までにかかる時間が長くなればなるほど、後遺症がより悪化する傾向にありますので、気になる症状があったり、身体の異変を感じたりしたときは、躊躇せずに医師の診察を受けましょう。